
首の左側にしこりができて、だんだん大きくなってきました。かかりつけのクリニックで診てもらったところ、悪性リンパ腫の疑いありで、すぐに病院受診の手続きをとってくれました。
そこから約1か月間の検査を経て、がんではないと診断されるまでの過程。
首にしこりが
2022年1月に会社からの定期健康診断を病院で受診した際に医師が首周りを触診した際も指摘がなく、自覚もありませんでした。
それが2月下旬から3月にかけてだんだんとしこりが気になり始めました。
気が付いた理由は、妻共々愛用の、EFFICASCENT OIL を塗っていた時です。
そして明らかに大きくなってきました。
3月4日。かかりつけのクリニックで医師に告げたところ、触診してこれは悪性リンパ腫の疑いがあるということで、その場でスタッフに病院受診の手続きを指示しました。
病院は選択できましたが、特に希望を告げなかったため、自宅から近い病院へ連絡して翌週9日の受診予約が完了しました。
やはりクリニックからの予約は、新型コロナ下においても早いのでしょうか。
紹介状もいただきました。
悪性リンパ腫は耳鼻咽喉科へ
3月9日。かかりつけのクリニックから病院では耳鼻咽喉科を紹介されました。
しこりを触診して、鼻から内視鏡を通して鼻からのどのあたりを診て特に異常が無いことを確認。
CT検査と超音波検査を受けました。
首の左に20mmくらいの腫瘍が2つありました。悪性腫瘍の疑いありでした。
この日の検査はここまでで、PET検査を受けるように言われました。
この病院にはPET検査設備がなく、提携先へ受診となりました。翌週17日の予約が取れました。
PET検査ができる病院は他にありましたが、初めからがんの疑いがあって病院を受診するなら、PET検査ができる病院を紹介してもらった方が、
効率がいいように思えました。
まあ、混雑していて先になったかもしれませんが。
PET検査受診
3月17日。
PET検査は、がんが光ると聞いてはいました。
以前に、夫が検査したら全身が光っていて『これはダメだ』と思ったと食堂の奥さんが言っていました。
ご主人は退院されましたが、再入院して帰らぬ人となりました。
それくらいの予備知識で検査へ向かいました。
PET-CTとは
ブドウ糖の代謝状態を正しくとらえるために、検査前5~6時間は絶食が必要。
朝の検査は朝食抜き。
午後の検査でしたが、朝から絶食して、飲み物は水だけにしました。
手順
薬剤を注射して1時間ほど安静。
MRIのように、PET装置内に寝ての撮影。MRIのように大きな音もなく静かに進みます。
ただ、中で動くとよろしくないのでじっとしています。
終了後撮影に問題がなければ、帰宅。うまく撮影できてなければ再度検査。
全部で2時間弱でした。
ここでは結果を教えてくれず、後日病院でとなります。
血液内科受診
3月23日。
耳鼻咽喉科に加えて、血液内科も受診します。
先に耳鼻咽喉科へ行き、PET検査の結果を聞きます。
画像を一緒にみて、首の左が光っていることを確認。診断結果は、悪性腫瘍の疑いありでした。
そして血液内科へ
血液内科が主に担当するのは、白血病や悪性リンパ腫です。要は血液のがんです。
血液内科の看護師さんは、なんというか良くできていました。人当たりが違います。やはりここを訪れる患者はヤバいからでしょうか?
ここで初めて、各種同意書を記入。
連絡先の記入や、がん告知は誰に告げるとか選択できました。容態が急変して不測の事態に備えるのでしょうか。
いよいよ病人扱いが高まってきました。
ちなみにこの時の体調は、2月にしこりが気になりだしてから変わらずまったく元気です。
血液検査を7本。生検の手配をして終了。生検でがんがあれば、骨髄検査となるようです。
生検
3月31日。医療ドラマなどで生検は聞いたことがあります。サンプル検査ですね。
顕微鏡で詳しく調べて、がんの度合いを調べます。
ここまで悪性リンパ腫の疑いが濃厚ですが、生検の結果、がんではないこともあります。
これまで手術の経験なし。初の手術台はまさに俎板の鯉です。
医療ドラマで観た手術シーンが展開されます。
チームの皆さんがてきぱきと進めていきます。
1時間の予定です。腫瘍にたくさん血管が繋がっていて、いちいちそれを切断していく。
部分麻酔でしたが、見てませんが、音からして電気メスで切っていたようです。
麻酔はまあまあ効いていましたが、それよりもあごの骨の上で機材をぐりぐりされるのが痛かったです。
ここには麻酔が効いていませんから。
結構たいへんでした。
腫瘍は2つあるのですが、一つしか取ってくれません。ついでに取ってと頼みましたが却下されました。
予定通り1時間ほどで終了。
傷口は縫わずに後でネットを見たところ、皮膚表面接着剤を使ったようです。
結果は4月6日です。
結果
4月6日。先に耳鼻咽喉科を受診。
ここであっさりと、検査の結果がんではありませんでしたと告げられました。良かったのですが、こうなると本当に大丈夫?と疑念が湧いてきます。
そして血液内科へ行き、ここでも医師からがんではありませんでしたと告げられました。骨髄検査も無くなりました。
1つ残っている腫瘍は、だんだん小さくなっていくそうです。
この腫瘍が小さくならずに大きくなるとか、右とかに新たに腫瘍ができたら受診するようにとのこと。
また、念のためなんでもなくても、半年後にCT撮影に来るように言われました。
これにて終了です。
最後に
受診の過程で、悪性リンパ腫はタイプが多いと聞かされました。
また、検査の結果悪性ではないこともあると。
でも自覚症状こそまったくありませんが、首のしこりが大きくなって、PET検査では光ってと、悪性腫瘍の疑いが濃厚の約1か月は、なかなか厳しかった。
生検の前は、黙っていても傷でばれるから、妻と母には説明しておきました。
思った以上に家族の受け止め方もきつかったようです。
今回、がんではありませんでしたが、結果が出るまでの間、ネットで悪性リンパ腫の治療中の方々のブログを拝見させていただきました。
皆さんきつい治療に耐えてらっしゃいます。
今回は健康の尊さを学ばせていただきました。